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保健と安全

従業員の保健と安全は、当行にとって大切なことであり、職場における健康、安全、環境リスクの管理には十分な配慮を行っています。危険を伴わない職場環境を実現するには、従業員の支援が必要です。今年、当行では初めてグループ全体での健康と安全のキャンペーンを開始し、リスクの特定と評価の仕方について従業員教育を実施しました。従業員は、簡潔で役に立つビデオシリーズを活用し、リスク評価の実施方法や是正策の実行方法を学びました。当行の責任は、単に職場で終わるものではありません。従業員の多くが柔軟性のある労働慣行を選択していることもあり、在宅での作業環境の安全を徹底するため、「リスク評価のための在宅勤務ガイド」を作成しました。

今年6月、WHO(世界保健機関)が世界的流行病(パンデミック)と宣言した豚インフルエンザの発生時には、従業員の健康と安全に重大なリスクをもたらす懸念が生じました。当行ではグループパンデミック委員会が即座に稼動し、この危機への対応を指揮しました。各国のパンデミックコーディネーターが定期的に指導を受け、最新の情報を提供されました。全従業員に対して助言と指導を行う専用イントラネットページの導入によってこれを一段と強化しました。すべての国で洗浄・衛生対策を強化し、また個人用保護備品の監査を実施して対応状況を確認しました。対応は順調に進んでおり、また、状況が悪化した場合のウィルスの拡大阻止のため、徹底した隔離処置と感染予防戦略を整えました。

1999年に開始した当行のHIVとAIDSの撲滅運動は、現在も継続しています。当行の戦いの中心をなすのは教育です。当行には職場におけるカリキュラムがあり、検査、モニタリング、抗レトロウイルス療法を受けることのできない国に住む全スタッフとその扶養家族は無料でこれを受けることができます。当行は事業を営む国における自らの重要な役割を自覚しており、その結果として、地域社会に対しこのプログラムを拡大して来ました。当行は全スタッフを含め、100万人の人々に教育を行うべく全力を尽くしています。

この高邁な目標達成には従業員だけでなく、パートナー組織の参加も必要です。当行のHIVチャンピオンの数は、2008年の850人から今では1,150人に増加しています。彼らは従業員であり、150人以上に対して、HIVとAIDSに関する事実や自分自身を守るために必要となる予防策についての教育をボランティアとして行っています。当行はHIVチャンピオンを対象にトレーナーコースを行い、HIVとAIDSに関する5つの重要なメッセージを人々に伝えて行く上で必要とされるスキルを提供しています。

6月にナイジェリアで実施した研修には、カメルーン、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、シエラレオネの代表者たちも参加し、スタッフのLiving with HIV(HIV教育プログラム)に対する取り組みを大いに拡充する結果となりました。当初6人だったナイジェリアのHIVチャンピオンがそれ以来、5都市全体で60人にまで増えたほか、デリ・フーズ、オポチュニティーズ・インダストリアライゼーション・センターズ・インターナショナル(OICI)、オルレアン・インベスト、若者エンパワーメント財団という4つのパートナー組織と契約を結びました。HIVチャンピオンはこれらの組織とともに、37,500人の人々の教育に取り組む予定です。この組織は12月1日の世界エイズデーに12,200人の学生を対象にした教育プログラムを終了しました。その後、ガーナのチームがHIVチャンピオン60人にトレーナープログラムを実施し、ケープ・コースト大学を地元のパートナーシップ拠点に追加しました。この拠点には、アシェシ・ユニバーシティ・カレッジ、ガーナ放送公社、リンカーン・コミュニティ・スクール、TV3ネットワーク、ウィニバ教育大学なども参加しています。5人のHIVチャンピオンがわずか半日でケープ・コースト大学の学生2,200人に教育を実施しました。

世界中にある当行の健康安全委員会が、従業員の健康と安全についての意見交換を目的とするフォーラムとして活動を継続しています。当行は今年、業績とリスクのより効果的な追跡を可能にする主要業績評価指標の導入により、リスク管理法を強化しました。同委員会はこれらの評価指標の結果を測定しますので、それによって当行としてはプロセスを常に改善し、リスクの軽減を図れるようになります。

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2009年度年次報告