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タンザニアの地域社会を潤すマイクロファイナンス

マイクロファイナンス

当行によるタンザニアでのマイクロファイナンス事業が地域社会にもたらした効果を見ると、当行のマイクロファイナンスへの取り組み姿勢が最もよく分かります。

PRIDEタンザニアは、タンザニアにおける当行のパートナー・マイクロファイナンス取引先の1つです。当行はこの金融機関に取引銀行としてのサービスのほか期限付きローンと当座貸し越しを提供しており、過去5年間でその額は700万ドルに達しています。この資金提供をもとに、PRIDEは自行の取引先に対して小口融資と事業開発サービスを提供しています。

PRIDEタンザニアと当行の関係がもたらす効果を端的に表しているのが、クライアントの1人、モデスタ・ルカ・ムワンガタ女史の事例です。この女性は、PRIDEタンザニアから受けた資金により、経済的に独立し、事業家として成功しました。この事例が特に注目されるのは彼女自身が聴覚障害者であるという事実です。

彼女が成功するまでの道のりは平坦ではありませんでした。「私は、障害を理由に両親から捨てられました」と彼女は述べています。叔母に育てられた彼女は、小学校レベルの教育を終えると、タンザニア聴覚障害者社会団体に案内されました。ここでビジネスの基礎を学んだことが、その後大いに役立ちました。

彼女は教会のメンバーからPRIDEタンザニアが提供しているサービスについて知りました。そして、PRIDEタンザニアから食品販売事業を立ち上げるための5万タンザニアシリング(約40米ドル)のローンを受けました。このローンの返済後、彼女は15万シリングTを借り入れて衣料品販売の新規事業に乗り出しました。そのローンが返済されると、PRIDEタンザニアは彼女の事業拡大、材木業着手の資金として50万シリングを提供しました。その後彼女は、さらに100万シリングの融資を受け、タンザニア最大の都市ダルエスサラームで家具工場を始めることができました。

彼女は現在、PRIDEのマゴメニ支店における優良顧客の1人で、同支店は彼女に200万タンザニアシリング(1600米ドル)を融資しています。この成功によって自身の子供の養育を行うとともに、他の聴覚障害者に対しても、マイクロファイナンス・ローンがいかに経済力をもたらしてくれるかを説いています。モデスタ女史は金融システムの利用によって豊かな家庭を築くことができた次第ですが、本人の言葉を借りれば、地域社会で「今最も尊敬されている女性」になることができたのです。

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2009年度年次報告